京都に住もう。

長年の夢だった京都移住を、今年決行しよう、と決意した。

 

中学生で初めて訪れ、大学生の頃からは毎年必ず旅行している、思い入れ深い街、京都。最初は半分冗談で「いつかは京都に住みたいわ〜」と話していたのだけれど、旅行の回数を重ね社会人になり、それは実現可能な目標として自分の中で形になっていった。幸いなことに資格職で、日本国内ならば働き口は見つかるはず。京都市内なら、生活に必要なインフラに困ることはない。もしかして、ほんとに住めるんじゃない? あれこれ計画を口にする私に、当初は娘の戯言だろうと思っていた両親も、どうやらこいつ本気らしいぞと勘づき始める。反対されることなく、いいんじゃない、好きにしたら、と言ってもらえる環境だったことに本当に感謝している。

家業を継ぐ、ということが人生の大筋としては決まっており、そのために、私は最終的には必ず関東に戻ってくる。不満は特になく、むしろそれが第一目標でここまでの勉強や仕事を頑張ってきたので、ちゃんと継いでようやくスタート地点という感じ。ただ、如何せん一度本格的に継いでしまうと身動きが取れなくなってしまう職種である。その前に一定の期間、しかもできるだけ自分も両親も若いうちに、京都にどうしても住みたい!

 

というわけで、2025年、移住する。

 

時期については随分悩んだが、えいやっ、と決めた。資格を取るための最低年限を終える3月で、大変お世話になった医局を辞める。キャリアの途切れることに対する不安は正直大いにあるものの、ネガティブなことを言うと、これ以上急性期で働き続けることにも限界を感じていた。当直、オンコール、救急外来! 元来豆腐メンタルの私にこれ以上は無理です、ごめんなさい。心身の不調が崖っぷちに立つ私の背中へ常に両手を添えている感覚が拭えなくなってきていたことも、決め手のひとつになったのは否めない。

人生って短いし、いつ病気になるか、いつ死ぬかわからないんだし。生き急いで、好きなことをしよう!

 

私の京都移住計画。大きな問題である住居や仕事探しから、家具や家電や荷物なんかの細々とした準備のこと、きっと後から見返したくなるから記録として残すことにした。

移住までちゃんと書き切るのが今年のもうひとつの目標だ。

よろしければ、お付き合いください。